PIJON project

PIJON(ピジョン)とは

子どもたちが病気やけがで病院を訪れたときに、その程度や範囲を調べるために大人と同様にレントゲン撮影などの画像診断が行われます。画像診断には単純Ⅹ線撮影(レントゲン撮影)、超音波検査、CT検査、MRI検査、核医学検査、透視検査、血管撮影検査など各種あります。

これらの画像検査はこどもたちの病気やけがを正確に診断するために、現代の医療には必要不可欠なものとなっています。またその結果として、その子たちにとってとても重要で有益な情報がもたらされます。

一方、これらの中には少ないながらも医療用のⅩ線被ばくを伴うものがあり、この画像検査が必要な医師は「なぜ検査を行わなければならないのか?」を明確にし、検査を担当する放射線科医師や診療放射線技師は「子どもたちの体のサイズに適した被ばく量」に調整する必要があります。

なぜ検査を行わなければならないのか?本当に必要な検査だけをすることを医学用語で検査の”正当化”といい、こどもたちの体のサイズに見合う被ばく量に調整することを医学用語で”最適化”といいます。

PIJON(ピジョン)とは、『こどもの画像検査(Pediatric Imaging)の正当化(Justification)、最適化(Optimization)を考え、情報を提供するウェブサイト(Network)』というサイトの目的を表す英単語の頭文字をとって名付けました。パパ、ママ、そして小児医療に携わる医療従事者のための、こどもの医療被ばくを紹介する総合サイトです。

(2019年度 成育医療研究開発費 研究事業

胎児と小児におけるCT、MRI検査:正当化と最適化の基盤構築

小児CT被ばく研究情報共有ネットワークシステムの構築)